羊飼いの四季

Winter 10月ぐらいから成長が止まり牧草は伸びなくなります。雌羊たちは11月の始めめから仔羊たちは中旬から乾草を食べ出します。ここでは約100個のグラスサイレージと15個の乾草で冬を越します。仔羊には2月まで濃厚飼料を1日1Kgほど与えます。雌羊には3月から与え始め、出産後一ヶ月間は授乳のため1Kgほど与えます。水も必要ですが雪を食べているので特にやっていません。
  *グラスサイレージ=乾草よりも水分の多い牧草のロールをビニールでラップして乳酸発酵させたもの。黒とか白とかのロールをよく見ますがそれのことです。


牧草の餌やり 粗飼料といわれ羊の主食です。500Kgほどの大きいロールになっているのでボブキャットというタイヤショベルで運びます。今年は雌羊の群れと仔羊の群れの2つの群れに一個づつやると3日でちょうどなくなります。
外から運んできます。 ラップをとります。 台の上に運びます。  台の上におきます。
ヒモをとります。 なにもないと無駄にするので周りに柵を組み立てます。 横の柵は固定されてますが前後の柵は移動します。 3日間でなくなります。


濃厚飼料 ここでは国産の非遺伝子組替えの小麦、ビートパルプ、アマニ粕を自家配合して与えています。
タンクを開けると濃厚飼料がおちてきます。一輪車で受けます。 一輪車で運びます。 エスロン管を半分に切った物に濃厚飼料を入れて並べます。 手前左がアマニ粕、奥の左がビートパルプ。右が小麦。
めておいた扉を開けるといっせいにとびだしてきます。 1頭当たり約800gになります。 雪を食べて水分をとります。 オレンジの塊が鉱塩です。鉱塩にはセレンとビタミンEも添加されています


雪中運動      雌羊は出産を控えているので、太りすぎないように運動する必要があります。ここでは難産防止と膣脱防止のために小屋から100M程離れたところにビートパルプをばら撒き、餌で釣って運動させます。
バケツに濃厚飼料を入れて歩き出すと羊達はついてきます。 踏み固めてあるので埋まりません。 雪の上にビートパルプをばら撒きます。 食べています。


Spring Summer Autumn